こんにちは、今回は「ストレッチ」がオススメなので体験談をお伝えします。
私は普段からデスクワークが多く、日中はだいたい椅子に座ったまま、移動距離もあまり長くなく、身体をあまり動かす機会がない生活を送っていました。
それでさほど支障はないまま過ごせていたのですが、ある時、私にしては珍しく熱を出して数日寝込んだことがありました。その間は全身がぐったりしてしまって、ほぼベッドに横になったままで過ごしました。
さて、熱もすっきり下がって、「よしこれで今まで通り動けるぞ」と思ったのですが、突然今までに感じたことのないような痛みが腰に走りました。
ぎっくり腰の経験もなかった私は、これがそうなのだろうかと戦々恐々としたのですが、どうも熱が出てずっとベッドに横になっている間、同じ体制でろくに寝返りも打たずに同じ体制を取り続けていたことで、変な風に身体が凝ってしまったことが原因のようでした。
たしかに肩や足も固まっているな、という感じはあったのですが、まさかここまでの痛みが腰に発生するとは思わずでした。数日はとにかく楽な体制を保って、無理に動かすことのないように気を使って過ごしました。
そして痛みが軽減されてからは、やはりずっと同じ体制を取ったままで過ごすのはよくないと、定期的にストレッチをして、身体をじっくり伸ばしてあげることにしています。
ストレッチをするとまず単純に身体がぐっと伸びる感じがするのが気持ちいいですね。
少し痛いくらいの負荷をかけてあげると、今この筋が伸びているな、とか、このあたりの筋肉が凝っていたのがほぐれたな、といった感触を味わうことができます。また、日々少しずつ柔軟性が増していることも実感できるようになりました。
前は前屈でここまで届かなかった、この姿勢は取れなかった、といったところを、徐々に達成できるようになるのも非常に楽しいです。こういった実感が得られると、継続していくモチベーションにもなっていいですね。あとは、ちょっとした気分転換にもなります。
仕事中でも、小休憩だったり、何か必要なものを取りに行ったりする際、椅子から立ち上がるタイミングで、軽いストレッチをするようにしています。腕をグッと伸ばして、肩を回したり。腰を少し反らしてみたり。首回りの凝りを解消させてあげると眼精疲労にもいい、と聞いたので、パソコン作業が続くときは積極的に行っています。
また、アキレス腱を伸ばしたり、足首も柔軟してみたりもしていますが、そのおかげかむくみを軽減された気がしています。何より、立ち上がってデスクからも離れることで、いい感じに頭の中もリセットされて、結果として仕事の生産性も上がっています。
ストレッチをする際になによりも注意しているのは、過度な負担をかけない、ということです。 そもそもが腰を痛めてから、その予防目的で習慣として始めたことなので、無理な力をかけすぎて再度痛めてしまったりするようでは、本末転倒になってしまうので、その点は非常に注意しています。 特に腰回りに作用するストレッチは気を使っています。
日によって身体の調子も変わりますので、「あ、今日はなんだかよくない気がする」という感覚があったら、負荷を軽くしたり、メニューを変えたりしています。 他にも、「今日は右足の方が伸びが悪いな」とか、「首は左に傾けた方が痛みが強い」とか、そういったどこまでも感覚的なところですが、身体からの重要なサインとして、敏感にキャッチできるように努めています。
それからあまり無理をしないことです。 夜にわりと長めな全身のストレッチをするようにしているのですが、疲れているなという自覚がある日や、なんとなく気分が乗らないなと感じる時は、自分の中で決めている最低限のメニューだけにすることにしています。
そこで無理をしていつも通りにこなそうとすると、そもそもストレッチをすること自体が嫌になってしまう可能性があるからです。 時には軽いメニューにしつつも、毎日継続していくことの方が重要だと思っています。
ストレッチをこれからやる方は、まずは自分のコンディションをよく把握するようにしましょう。世の中にはたくさんのストレッチ方法の情報が溢れています。中には、毎日これだけのことを続けましょう、とルーティーンとして紹介されているものもあると思います。
ですが、それらを無理にそのまま実施する必要はありません。身体はひとりひとり異なりますし、ストレッチに期待する効果や目指すスタイルも千差万別です。さらには、同じひとりの人間であっても、日々その身体の状態は変わっていきます。ですので、自分にあったストレッチ法を、自分に必要なだけ取り入れましょう。
その日の自分の身体のコンディションをしっかりと把握し、それにあったメニューを組んであげるようにしましょう。何事も、無理は禁物です。無理をし過ぎると、状態は悪くなってしまうだけです。せっかくストレッチをするのですから、自分にあったやり方で行うようにしましょう。
そしてあわせて大切なのが続けること。これが単純なことのようで、実は一番難しいことなのかもしれません。ですが、少し間が空いてしまうだけで、身体はびっくりするくらい硬くなってしまうことがあります。毎日、ちょっとした軽いものだけでもいいので、身体を解す機会を作ってあげるようにしましょう。そうして毎日、たとえ少しずつであっても続けている、ということが、さらに継続していくためのモチベーションになってくれます。